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写真①
第一回の作業から一か月が経ち、その間に竹藪の中へ風が入ることで自然と多すぎる竹が枯れていき、竹藪の中が透けて見えるようになってきました。(第二回目手を入れる前の様子です。)
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写真② 今回は写真①の状態から草刈り機を使ってぐっと中まで踏み込んでの作業。ここで大切なのは一か月間写真①の状態でそのまま置いたということ。一気に進めず、一か月の様子を見て、それに習ってまた一歩ずつ踏み込んでいくと、自然もその変化を受け入れてくれる。作業する人間も最小限の作業で充分。一気に変えようとすると、古いものが暴れだす、のだそうです。
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写真③
写真②で刈った竹は、束ねて木に立てかけます。これは後で水の通り道を作る時などに活用されます。一般的に「ごみ」として処理されるものが「資源」として生かされることに、知恵の深さを感じました。
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写真④
ここは竹藪の奥の場所です。うっそうとしていて風が入らず、むっとした空気を感じます。
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写真⑤
写真④と同じ場所です。矢野さんが手作業でほんの数分、さささっと軽やかに風の通り道を作りました。
向こうまで道が通った途端、すーっとさわやかな風が流れてきたことに、思わず歓声が上がりました。
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写真⑥
写真⑤を反対から見た様子です。風が通り、光が入り、この先に何があるんだろうとわくわくするような小道に見えました。
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矢野さんの運転するショベルカーは、まるで生き物のように繊細に動いていました。
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ショベルカーが平らにならした道は、手作業で仕上げます。雨が降ったら水はどう流れるか、風はどう土や落ち葉を動かすか、それをよく思い出しながらの作業でした。今度雨が降ったら外に出て家の周りを観察してみよう!という楽しみもできました。
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「自然が10年かけてやるところを人間が10分でやっていることを意識して作業してください。」と矢野さんは言いました。人間には10分でやれるだけの力がある、というありがたさを感じながら、自然がそれだけの時間をかけて静かに変化することを人間が一気にやるのだから慎重に、丁寧に、向き合って作業する基本の姿勢をいつまでも学び続けていきたいと、改めて思いました。
第二回目は、大島の地元の方もたくさん参加され、大島の昔の風景や、沢遊びをした話なども豊富でした。豊かな大島、これからどのような変化をしていくのでしょうか。